日本薬学会第144年会でシンポジウムを開催します!

日本薬学会第144年会にて本学術変革領域が主催するシンポジウムを開催します。ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしています。

主催:学術変革領域研究A「潜在空間分子設計」
日時:3月30日(土) 15:30~17:30
会場:パシフィコ横浜 会議センター・展示ホールAB 会議センター 502 (5F)
https://confit.atlas.jp/guide/event/pharm144/static/summary

参加登録:年会への参加登録が必要です。 
申込方法:不要(当日、直接ご来場ください)
URL:https://confit.atlas.jp/guide/event/pharm144/session/350212-15/category

AI技術とケミカルバイオロジー・有機合成の融合が主導する、潜在空間分子設計の試み

天然物(第1)と合成化合物ライブラリー(第2)という2つの化合物リソースを活用した生物活性分子の発見・同定は、ケミカルバイオロジー研究推進の駆動力となってきた。本シンポジウムでは、これらに続く第3のリソースとして化合物潜在空間(Latent Chemical Space)について議論する。学術変革領域(A)「潜在空間分子設計」で提案したこの化合物潜在空間は、天然物の生物活性データを基に深層学習技術によってバーチャルに創成され、強固な有機合成技術で実空間に具現化される。天然物と情報学研究との融合により生まれる化合物潜在空間は、データ駆動型ケミカルバイオロジー研究というパラダイムシフトを起こし、生物活性分子設計に変革をもたらすであろう。AI技術とケミカルバイオロジー・有機合成の融合による、潜在空間分子設計の試みを目指して始動した関連研究結果について報告し、ディスカッションを行いたい。

プログラム

  • 15:30~15:38 開会挨拶、領域概要説明
    菊地 和也(阪大院工)
  • 15:38~16:03 ものとりと合成が拓くケミカルバイオロジー
    荒井 緑(慶應大理工)
  • 16:03~16:33 Beyond Rule-of-Five化合物空間を探る情報科学
    大上 雅史(東工大情報理工)
  • 16:33~16:58 固相全合成を基盤としたペプチド系複雑天然物の構造多様化と機能向上
    伊藤 寛晃(東大院薬)
  • 16:58~17:28 アロタケタール類の単純化を指向した立体異性体の系統的合成とPKC結合活性
    塚野 千尋(京大院農)
  • 17:28~17:30 まとめ
    菊地 和也(阪大院工)