固相全合成法を応用したペプチド系複雑天然物の構造多様化

伊藤 寛晃

研究代表者
所属:東京大学薬学研究科 准教授

研究概要

本研究では、非タンパク質構成アミノ酸を多数含むペプチド系複雑天然物類縁体群で構成される分子ライブラリーを構築・評価する。構成単位をランダムに改変して構造多様化し、異常アミノ酸含有構造群の化合物資源としての拡充を実現する。また、基盤とする構造の簡略化・改変により、新規生物活性分子の創出、生体機能制御への応用に繋げる。

研究成果

  1. Xue, Y.-W.; Itoh, H.; Dan, S.; Inoue, M. Chem. Sci. 2022, 13, 7482–7491.
  2. Takada, Y.; Itoh, H.; Inoue, M. Nat. Commun. 2020, 11, 4935.
  3. Itoh, H.; Miura, K.; Inoue, M. Angew. Chem. Int. Ed., 2020,59, 4564-4571.
  4. Itoh, H.; Tokumoto, K.; Inoue, M. Nat. Commun. 2019, 10, 2992.
  5. Kitamura, K.; Itoh, H.; Inoue, M. J. Am. Chem. Soc., 2018, 140, 12189–12199.